【Q&A】無理しない?楽してるだけ?日々成長を実感できないと不安です
Q. 2年前に本を手に取り、”力を抜いて”というところにビビッときて動き、去年転職しました。素敵な考えをシェアいただき本当にありがとうございます!いま特別にフォームがオープンになっているということで、これは何かあるのかな?と思い、ご連絡させていただきました。
転職してからこれまで、それなりに良いことも悪いこともあり、長くいるところではないなと考えつつ転職したこともあり、なかば稼ぐために仕事に向かう日々です。
頑張らない。無理しない。が、最近感じるのは、私さぼってる?という罪悪感で。人生を懸けてやっていきたいことが朧げながらにみえている今、やりたいことなら一生懸命やるの?だったら今も頑張れるのでは?と。
有り難いことに今の仕事は在宅ででき、かつてなく睡眠時間が増えて対人ストレスが減って健やかで、この生活スタイルがずっと続けばいいと思うくらいなのですが、楽しているようで落ち着かない部分もあって笑 日々成長を実感できないと不安なのかな。。
サボらないけどエフォートレスを実現するため、アドバイスいただけたら嬉しいです!
(Sunnyさんよりご質問いただきました)
A. エフォートレスな世界観では「正義と罪悪感」「成長」「一生懸命やる」の定義も新しく!みぎわさんで生きるか、まる子で生きるか?笑「がんばらないけど、さぼらない」の本当の解釈をお伝えします。
ご質問ありがとうございます。
ピンときたらまず動いてみる、そんな直感を大切にされているSunnyさんは素敵ですね。
動いてみたからこそ見えてくる心の風景があり、無理に突き進むのではなく、また立ち止まって自分と対話する。これを繰り返しながら、人生で本当に望んでいることを洗練させていく。このプロセスをていねいに歩む充実感にまさるものはありません。
今回は「がんばらないけど、さぼらない」のバランス問題。
エフォートレス好きの皆様が、一度は「??」と感じるところかと思います。詳しくお伝えする機会をくださり感謝です!
■ 楽すること=悪い!ずるい!の呪いはどこから?
日本人にありがちな「楽をする=悪いこと」という信念は、一説として、小学校の掃除時間に由来しているのではないかとわたしは考えています。
小学生時代、クラス委員タイプだったわたしは、いつも掃除をさぼる男子を糾弾していました(笑)同窓会でも「怖かった……」と言われたほどです(笑)
規律正しい集団生活においては、誰かが楽をするとその分誰かが損をする、という構造があります。調和を見出すものがあれば、それは是正されるべきという正義が生まれます。
この正義のマインドセットは大人になり自由な社会に出てもなお自分の中に残っていて、「周りに迷惑をかけないようにできる限りがんばるべき。世の中そんなものでしょ」と決めつけていたりします。厄介なのは「自分が楽をする番」になったときの罪悪感です。(正義の裏には必ず罪悪感がセットになっていますから)
楽をすると、誰かが損をすることになり、みんなに嫌われて、悪いことが起こるのでは?あんなに男子を糾弾していた自分が、今度はさぼっている・・・いいのだろうか???
という具合です。この罪悪感は言ってみれば、はるか昔の正義感の名残に過ぎません。同窓会ではとっくに笑い話です。
にも関わらず、わたしたちは「楽をすると・・(色々あって)・・何か悪いことが起こる」という、根拠の薄い原因と結果の法則を、自分の中で勝手に強固にしてしまっています。
このマインドセットを変えるには、あなたにとっての「正義の質」を変える必要があります。
■ 「正義」と「罪悪感」はこう変わる!
エフォートレスな生き方における正義とは、「最適な自分らしさを発揮すること」にあります。
(「自分らしさを発揮する」ことを優先すると、なぜか生産性も以前より上がっていた、そんな体験をすることになりますが)
もし罪悪感を感じる瞬間があるとしたら、自分らしく生きられていないとき、自分らしさを否定しているときです。
>有り難いことに今の仕事は在宅ででき、かつてなく睡眠時間が増えて対人ストレスが減って健やかで、この生活スタイルがずっと続けばいいと思うくらいなのですが、楽しているようで落ち着かない
Sunnyさんが現在、ゆったりペースで過ごされていることは、決してさぼっていることには該当しません。マインドもフィジカルも快調にお仕事されているということは、イライラしながら作業するよりきっと素晴らしい成果につながるはず。
しかし、ゆったりペースであることについて「わたしってダメかも?」と感じている心の態度は、心地よく生きる自分らしさを否定していることになるので、列記としたさぼりとなります!クラス委員として注意しに行きますよ〜!?(笑)
■ 「さぼらない」とは、行動の話ではない
エフォートレス的正義のもとでは、当然、「一生懸命やる・頑張る」の意味も変わってきます。
楽しむこと。愛すること。輝くこと。最適な自分らしさを発揮するための「心の態度」を、そのつど選んでいくこと。これらを一生懸命がんばることになるのです!
>やりたいことなら一生懸命やるの?だったら今も頑張れるのでは?
このフレーズを、こう言い換えてみるのはいかがでしょう。
「やりたいことなら楽しめる(愛せる・輝ける)の?だったら今も楽しめる(愛せる・輝ける)のでは?」
なぜならSunnyさんの「自分らしさ」とは、生き生きと輝きを放っている状態ですから♡
楽しむ、愛する、輝く、ときめく、愛でる、しなやかでいる、ゆるむ、ゆるす、覚悟する、決める、意図する、実感する・・・
エフォートレスな努力・がんばりとは、これまでのように「行動」「〜〜すること」ではありません。
それは「心の態度」「心でするアクション」です。
毎回、ブログの最後に書いている「がんばらないけど、○○はさぼらない」の「○○」に入る言葉は、どれも「心でするアクション」ばかりです。自分でもいま気づきました笑
「エフォートレス辞典」の「さぼらないことリスト」も、ほぼそうなっています。
行動を変えるには気合いや時間などのコストがかかりますが、心の態度はその気になれば一瞬で変えることができます。それこそエフォートレス、すぐできて簡単なのに絶大な効果があって、こんなにオイシイ話はないと思うのです。
■ 〈いつも成長を実感していないと不安問題〉はこうとらえる
>日々成長を実感できないと不安なのかな。。
成長が見られないことに時間を費やすのは無駄、損、すぐに成果が見えなければダメ人間、世の中に貢献できず必要とされない・・・もうお判りかと思いますが、これもまた、古き良き(?)正義の価値観からきています。
エフォートレス的価値観を選択したいま、Sunnyさんにとっての「成長」の定義も変わってくるはずです。ぜひ、新しい定義を考えてみてください。素敵な言葉が浮かびそうですね!
さらには、
成長を実感できない
のではなく
成長を実感できない
だから苦しんでいる、というのが本当のところです。
日々、成長しない人間なんかいません。それなら誰もアンチエイジングに興味がないはず(笑)
エフォートレスな成長においてがんばるべきこと、怠ってはいけないことは、どんなに小さな成長でもちゃんと実感すること。とにかく、実感!実感!実感!です。何もしなくていいから、ここだけ超絶がんばって!!
成長しようとする努力をやめて(=がんばらない)、成長を感じる努力に切り替える(=さぼらない)こと。
引き寄せの法則では、「いま、リアルに感じているもの」が引き寄せられるので、成長したければ、どんなときもご自身の成長を愛でていてくださいね(赤ちゃんが一歩歩いただけで大騒ぎになるくらいに!)
具体的には、手帳に、「やることリスト」ではなく「やったことリスト」を書いて、こんなにも成し遂げたのかと毎日お祝いしてください。(さぼっちゃダメですよ?笑)
この「成長はそのつど実感してお祝い型」スタイルををご自分のものにしておくことで、Sunnyさんの究極の目標である「>人生を懸けてやっていきたいこと」にもいい効果があります。
「よっぽどでなければ成長とは呼べません型」の人が陥りがちな、「がんばって苦しみながらも、なかなか進まない状態」をさらっとスルーできるのです♡それにより、さらにエフォートレスに夢が実現していくことでしょう。
■ 正しい価値観でいたい?幸せな価値観でいたい?
エフォートレスな生き方とは、ものごとに対する力の入れどころと抜きどころを、自分らしいバランスに整えることです。
せっかくの「がんばり」を本当に報われるためのものにする哲学でもあります。
正しい価値観を振りかざしたいか、幸せな価値観を味わっていたいか?
自分も他人もさぼることを許さないクラス委員マインド(みぎわさん)から、テキトーにさぼって幸せに生きるマインド(まるちゃん)へ。まる子のその後の活躍を考えたらねえ……さくらももこ先生は本当の情熱に対しては決してさぼらなかった人だから。
みんなが自分の好きな場所を好きなやり方で楽しく掃除していた(あるいはただ遊んでいた)ら、自然なハーモニー(令和)が生まれ、いつのまにか学校中がくまなく綺麗になっていた♡
そんな世界観って素敵だと思いませんか?
才能溢れるSunnyさんならではの「がんばらないけど、さぼらない」を、絶妙なバランスで楽しんでいかれますように!
〜* いつかの「本日のコーチング」より *〜
エフォートレスな生き方の合言葉
「がんばらないけど、さぼらない」とは
「幸せになるための努力」をやめて
(がんばらない)
「幸せな努力」にエネルギーを集中させること
(さぼらない)
あなたの個性を最大限に活用して
「幸せな努力」を重ねよう
現在、サイト会員様以外のすべての方よりご質問を受け付けております。
コロナに関連していても、いなくても大丈夫です。この機会に、自分らしくエフォートレスに生きるための疑問を解消しませんか?ライフコーチングの視点からお答えさせていただきます。
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