「それをするのは苦手だけど無性に好き」なことに注目!
誰にでも「これをすると確実にいい気分になれる行動」というものがあると思います。
芸術、映画、音楽、本などの作品に触れる、体を動かす、美味しいものを食べる、お気に入りのワインを開ける、気の置けない相手とおしゃべりするなど、それをするだけで明らかに魂が高揚して、テンションが上がる活動です。
わたしにとって、それは車の運転なのだ、ということにLAに住み始めてから気づきました。
でも、ブログに何度か書いていますが、もともと車の運転が得意なほうではありません……。東京やNYでの生活では「車?ムリムリムリ!」と避けてきて、遠出は旦那くんに任せっきり。唯一、地元の福岡に帰ったときだけ、ぎりぎりペーパードライバーにならない程度に運転しておくというスタイルでした。
これが不思議なもので……
苦手だし、怖いし、自信がない、できれば避けたいことであるはずなのに、、、運転が無性に好きで、運転中はいつも楽しいのです。(余裕はないのに楽しいみたいな)
どっち?どういうこと?!笑 こんな極端な感情の両立もあるのですよね。
苦手なのに好きなんて、もはや奇跡です。アタマでは計算できないところからくる「好き」だと思うので。
車やバイクのメーカーに勤めていたので、「自動車」という存在がそもそも好きです。人間にとってこんなに身近でワクワクできるマシンはないと思う。
ただ「運転すること」にはいつまでたっても慣れず……でも好き……会いたいけど会いたくないみたいな、なんだか、いつまでも新鮮に片想いしてるような状態(笑)
LAに住むことになり、改めてカリフォルニア州の免許を取得(実技は一回落ちたけど!)、愛車のミニクーパーを手に入れて(大好きな相棒です!)、さらには、椰子の木に囲まれたサンシャインあふれるハリウッドという絶好のドライブフィールドまである。ということで一気に、運転したいモードが高まっていました。
ところが今年は、異例のコロナ禍。
不要不急の外出を控えるとなると、買い出しなどはつい、週末に旦那くんと一緒に行ってばかりで、「1人で好きな場所へ、ばりばり運転して行ってみる」機会は去年よりは減っていました。
それがまた、最近ようやく「いっちょ、ひとりで運転して行ってくるか♪」(いっちょ笑)な気分が戻りつつあります!それがなんだか嬉しいこのごろ。
旦那くんがいるとつい運転をお任せしたり、自分で運転しつつも助手席の彼にいちいち「この車線でいいんだっけ?」とか聞いて頼りきってしまいがちだけれど、ひとりだと意外と腹が据わるというか。
どんなにハイウェイの車線が多かろうと(5〜6車線が通常)、下道が路駐だらけで狭かろうと、アメリカならではのブレーキランプが壊れているヴィンテージカーの後ろになってしまおうと(やめて)、車線変更で入れてくれない人がいようと(もうほんとやめて!)、、
「道は道、車は車、人は人」
だから目の前の道を落ち着いて進めばどうにかなるさ!と思えるものですね。
たぶんこの感覚って、きっと運転が得意な人は、免許を取ってから数ヶ月以内に自然と獲得するものなんですよね。。。すごいなー。わたしはようやくいま、なんとかそんな感じになるかならないか、です。笑
さまざまな制限がある地域&時期においても、その場所でしかできない最高のアクティヴィティーがあると思うんです。そういうものを日々まんべんなく楽しんでいるか?その努力もせずに「コロナで辛い」とか言っちゃうのはもったいない。
たとえば、我が家からWhole Foods Marketのハリウッド店までが車で片道10分程度。帰りはメルローズアヴェニューの道の狭さにどきどきしながら。なにこの贅沢な買い出し!?なんでわたし、ミニクーパーでメルローズアヴェニュー通ってるの?と笑いたくなります。春から秋にかけても、もっと運転していればよかったな。
思えば、コロナ禍によって車移動の価値が上がったのも確かですよね。
10月、11月に行ったドライブ旅行では、車で遠出してホテルでステイケーションという、新しいヴァケーションの形がしっくりきました。
この年末年始もドライブでかなりの遠出をする予定。というわけで、長距離運転で交代すべく、旦那くんのラングラーに慣れるため、目下練習中です。
このタイヤの大きさ、必要?そんなにラフな場所いつどこで運転するの?砂漠とか?そしてバックについている「替えのタイヤ」に至ってはまっっじでいらんやろ?笑 とか思っていたけれど、いざ運転してみるとさ、加速のスムーズさに驚き!ステアリングがミニより軽い!!あんなに軽やかな操作でこんなにでっかい車を動かせるなんて…… 自動車というものの魅力は奥深いですねえ。
まさかね、この人生で、どでかジープを自ら運転する日が来るなんて想像できませんでしたね……笑えます。こういう感じの「ウケるんだけど!」が大好物です。「初めての経験」って、いくつになってもワクワク、楽しいものですね。
好きなことだけじゃなく、苦手だと思って避けてきたことの中に、本当にやりたいことが含まれているケースがある。「上手なことはいいけれど、下手なことはしないでおこう」という妙な縛りをほどいて、「下手だからこそ思う存分楽しめる!」くらいな感覚で。
少しだけ自分の可能性を広げてみるだけで、「日常でなんとなく避けてきた(けど案外やりたいとも思っていた)行動」が見えてくるかもしれません。「なーんだ、こんなことならもっとやっておけばよかった」と思えるような。
エフォートレスな生き方において、「好きで得意なこと」を積極的にするのはもちろんだけど、「好きだけど苦手なこと」があるなら、あえてそこにたくさん飛び込んでみるのもいいですね。
来年の目標を立てるときに、このポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
今日をエフォートレスに。
がんばらないけど、苦手だけど好きなことはさぼらない。
Be Effortlessly YOU!!
AZUSA
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先月の遠出@パームスプリングにて。ぜひ万全を期したいものだけど、どう気をつけたらいいのかわからなかった標識。とりあえずSLOWは大事!広大なアメリカのツボる標識がたまらない。これとか!笑
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