【Q&A】他人の顔色が気になり、睡眠やオフの時間を削ってまで仕事を受けてしまいます

Q. 関口さん、はじめまして。

2020年の夏頃、転職で悩んでいた時、姉から関口さんの本を貸してもらいました。

自分のしっくりくる方を選んだことで、おじいちゃんわんこを見守りながら、憧れていたフリーランスデザイナーをやり始めることができました。

本当にありがとうございます。

フリーランスとして働く上で、メリハリがなく、オフの時間を存分に過ごせないことに悩んでいます。

今は実家で暮らしており、父と兄の休日が土日祝日で、土日祝日は家の空気感がゆったりとするので、私も同じように休日としています。

仕事はクラウドソーシングを用いているのですが、平日土日祝日、深夜問わずクライアントから連絡がきます。

平日の○時から○時が稼働時間、土日祝日は可能な限り対応可能です、とプロフィールには書いておりますが、他人の顔色をものすごく気にしてしまうので、待たせているから早くしなきゃ、これを逃したらダメだ、駆け出しなのに休日やりませんなんてわがままじゃないか、と思い、深夜作業をしたり、休日もやったりして、睡眠時間やオフの時間を削ってしまっています。

なので、月曜日にはなんか休んだ気がしないけど頑張らなきゃと、気合が足りない状態で一週間がスタートします。

自分の時間軸で仕事ができる状況なのに、自分で追い込んで疲れてしまっています。

24歳で社会経験が短いので甘えかもしれませんが、メリハリをつけ、オフの時間はきっちりとりたいと思っています。

どういう気持ちを持てばいいのでしょうか?

拙い文章ですいません。

教えていただけたら幸いです。

よろしくお願い致します。

(Nonomaroさんよりご質問いただきました)

 

A.  お客様(他人)を喜ばせようとしなくていい。余計な配慮やがんばりで消耗するより、スキルを磨くこと・自分が喜ぶことに集中して「いい仕事」を積み重ねよう。「駆け出しの自分で申し訳ない」なら尚更、がんばる方向性をまちがえないこと。

 

 

ご質問ありがとうございます。

フリーランスデザイナーのキャリアをスタートされたなんて、素晴らしいですねー!!

ご自分らしい生き方を20代の早いうちから始められたなんてうらやましいです。まずはもうそれだけで本当に素晴らしい!

そしてお姉さまによろしくお伝えください^^

 

■ 申し訳なさからがんばってしまう人が見落としていること

>メリハリをつけ、オフの時間はきっちりとりたいと思っています

というのが本音でありながら、

>土日祝日は可能な限り対応可能です

と謳ってしまうこの矛盾。

これはフリーランスでも会社員でもあり得ることですが、「自分がどうしたいか」より「他者にどう思われたいか」を優先してしまっている状態です。お客様目線を持つことは大切ですが、自分が疲れ切ってしまっては意味がありません。

駆け出しだからという「申し訳なさ」から、それを埋めようとして必要以上にがんばりすぎてしまう・・・

わたしもコーチングを始めた当初、同じような状況にあったのでよくわかります。料金を格安にしてみたり、早朝や深夜の時間に対応したり……まさに迷走していました(笑)

そんなときにメンターに教わった話があります。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

ある若き大学教授が、大手の出版社から、初めての学術書を出版することになりました。彼の勤務する大学は都心から離れた場所にあり、担当編集者は原稿の受け渡しのために毎回、電車に乗ってはるばる彼の元を訪れていました。

「僕みたいな経験が浅いの研究者のために、いつもわざわざご足労いただくのは悪いな・・」

そんな遠慮の気持ちから、教授は、編集者にこんな提案をしました。

「そちらから来ていただくのは申し訳ないので、これからは僕が出版社へ出向いて原稿をお持ちします」

それを聞いた編集者は、少し憤慨した様子で、はっきりとこう言ったそうです。

「先生、あなたは間違っています。新人の意識がおありなら、いまやるべきは自ら原稿を届けることではなく、その時間を少しでもあなたの研究を深めることに使い、より良い本を書くことです」

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

このエピソードを聞いたとき、わたしは自分が「がんばる方向性」を間違えていたことに気づきました。

ライフコーチのプロとして活動を始めた以上、外堀を埋める努力(就業時間や料金)でなんとかしようとせず、少しでも自分の知識や経験を深めるといった努力をしていくことのほうが、長期的にみて大切だと思えたのです。

Nonomaroさんにとって、「いまやるべきこと」とは何でしょう?

Nonomaroさんはデザイナーさんです。フレッシュな発想力と、じっと向き合って作品を完成させる根気が必要なお仕事ですよね。

フリーランスでやっていくときに大事なのは、どんな発注に対しても、コンスタントに「同じ質のサービス(=毎回同等の発想力と根気レベルで作られたもの)」を出し続けること。これは、きちんと休みを取りコンディションを整えておかなければできないことではないでしょうか。

納期を守ることは大切ですが、ちゃんと休めていない状態でデザイン作業を続けることのほうが「プロではない」と思いませんか?

 

■ お客様は喜ばせなくていい!それよりも自分の心が喜んでいるかに注目して

>24歳で社会経験が短いので甘えかもしれませんが、メリハリをつけ、オフの時間はきっちりとりたいと思っています。

ブラボー!わたしなら、こういう考え方をしている人に仕事を頼みたいです。甘えだけで言っているわけではないことも伝わります。このお考えの通りになさってください。

そのためには、「お客様をもっと喜ばせたい」という思いを手放してみましょう。

これは裏を返すと「すべての人に自分のサービスを気に入ってほしい」」という思いだったりします。完璧を求めず、5060%の確率で気に入ってもらえれば充分♡くらいの姿勢で臨んだほうが、肩の力が抜けてうまくいくものです。

>他人の顔色をものすごく気にしてしまうので、待たせているから早くしなきゃ、これを逃したらダメだ、駆け出しなのに休日やりませんなんてわがままじゃないか

そう思うのもわかりますが、「申し訳ないからなんとかしなきゃ……」という自信のなさと焦りのエネルギーがそのまま乗った成果物は、どんなにうまくできていても、どこか不安な周波数を発しているものです。

「魂は目に見えないところに宿る」と言いますからね。

個人で自由なキャリアチェンジが可能である時代だからこそ、プロとしての「魂」を磨くために、どこをがんばり、どこでいい感じに力を抜くか、その「境界線」を見極めることはとても大切です。

普段から周りを気遣える頭のいい人ほど、「もっと喜ばせよう」という過剰なサービス精神をもってしまいがち。でも、相手からすると「そこまでしてくれなくてもいいんだけどな……」と思われていたりするものなのです。

他者へのサービス精神はほどほどに(自分が心地よい範囲でOK、と割り切らなければ続きませんから)、まずは仕事をとおして「自分を最大限に喜ばせる(いきいきと作業させる)」ことを重視してみるのはどうでしょう。

心地よくこなせる仕事の量、少々無理してでも「やりたい♡」と思える仕事、それ以外はお断りしてもいいのです。

その自由裁量があるところがフリーランスのメリットでですよね。また、そのような判断基準をしっかりもって仕事を受けることで、Nonomaroさんが「いい仕事」をする確率が高まり、後々の信頼と評判につながり、報酬を上げていくことができます。

ご実家に甘えられるいまだからこそ、この仕事スタイルを確立させていける余裕があるのですから、人並みに稼ぐことより、まずは「本質的な意味でのいい仕事」を積み上げることを念頭においてみてください。

長期的な視点で、「理想のワークスタイル」の基盤をワクワクと整えていきましょう。

よかったらこのアンサーも読んでみてください
→『【Q&A】仕事が追いつかず、申し訳なさから頑張りすぎてキャパオーバーしそうです

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