本物のメンターはちゃんと伝えない

LA在住ライフコーチの関口梓です。写真は2年前のハワイです。なんとLAじゃないっていうね。ややこしくてすみません。昨日につづき、ライフコーチングの師匠アラン・コーエンとのエピソードを。

2017年夏。ハワイ島で開催されたアラン・コーエン&穴口恵子さん主催のリトリートに参加しました。ラグジュアリーな空間で、コーチングセミナーや個人セッションを受けたり、ビーチヨガやスパを楽しんだり。ニューヨークから参加するのはぶっちゃけ遠かったけれど(同じアメリカなのにね!)

フェアモントホテルのガーデンで、サンセットのビーチを眺めながら行われたウェルカムパーティーでのこと。ちょうどアランと隣の席になれたわたしは、久しぶりの生アラン(笑)に、夢だった書籍の出版が叶いそうだということを伝えました。(その時点ではまだ企画段階でしたが)

まず、アランに「本にどんなことを書くつもりなの?」と聞かれ、「How to be effortless!」と答えたところ、「Good!」の一言。この時点でそうとうホッとしました。それに自分の本のコンセプトを英語で一言で伝えられるところまで煮詰めることができていると実感。自画自賛モーメント。

その次に、出版そのものよりも素敵なことが起こりました。

この眺めの中、アランはわたしに顔を近づけて、ビーチを指してそっと告げます。

アズサ、執筆というのはまるで波のようだね。寄せては返し・・・そう思わない?

メッセージのスケールが加山雄三並みにでかいため、そのときは「ん??あ、はい!そうですね!」みたいな返ししかできなかったのだけど(笑)

アランのこの言葉は、その後、実際に本を執筆している間、ずっと心に残っていました。「執筆とは、寄せては返す波のよう」その感覚を味わいたくて、答えが知りたくて、その好奇心で書き進めていたようなものです。

なにより嬉しかったのは、アランが「作家の大先輩」というよりは「作家仲間」のようなスタンスで問いかけてくれたこと!これはアランのライフコーチとしてのスタンスそのものでもありますが。「作家」を夢見ていたわたしにとって、何よりのご褒美の瞬間でした。(書き上げる前にご褒美もらってました)他にも、アランがどういうスケジュールで本を書いているのかなども聞けて、モメンタムが高まる高まる。

真のメンターというのは、そのように「抽象的に伝えてくれる」もの。ブッダやキリストが言っていることもいつも抽象的。彼らの言葉を受け取ってもすぐに答えは出ない。「ん?どういうことだろう?自分に置き換えると・・・」などなど考えさせられる。そうすることで、答えを直接教えられるよりもさらに深いしっくり感が得られる。そんなふうに最終的には「自分の力で自分を導くように、導いてくれる」のが真のメンターだと思います。

わたしもクライアントさんの悩みを聞いて、「それは・・この空が教えてくれますよね」とかかっこよく言い放ってみたい(笑)キョトンとされるの必至?いやーまだまだ、あれもこれも説明したいしわかってほしい欲、ちゃんとお伝えしたい気持ちが強いなー!いまはそんな感じのステージにいるのだからそれでいいのですが。

ただ、メンターシッププログラムを通して、クライアントさんの底力を信頼すればするほど「この方ならこのくらいできっとわかってくださる。ご自分の答えを見つける力をちゃんと持っていらっしゃる」という関係になれるのは確かですね。こちらが1伝えれば、10受け取ってくださる方ばかり。

夢がひとつ叶うとき、そのこと以上に、「本当に味わいたかったのはこういう感じのこと!」というモーメントがやってきます。だから、夢が実際に叶うイメージを持つよりも、「味わいたかった奇跡のような瞬間に感動している自分」を思い描くほうが本質に近づける気がします。

アランに次に会えるときは、実際に本を手渡せるかな♡現在進行中の二冊目を一緒に渡せたら、さらに感動的。その瞬間を描きつつ、「寄せては返す波のような執筆とともにある日々」を、「自分が先輩(エキスパート)ではなく仲間(フォロワー)というスタンスのコーチング」とともに歩んでいきたいと思います。

今日をエフォートレスに。
がんばらないけど、メンターの言葉を味わうことはさぼらない。

 

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