自由や豊かさの指標とは?〜大切なことが見えてくるシンプルな問いかけ

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いま、八方塞がりな状態にいる人こそ、「自由で豊かな生き方をするチャンス」を持っています。いわゆる“コーチングの常識”とは正反対の考え方をご提案したいと思います。

|“何の制限もない”とは、果たしてほんとうに「豊かな状態」と言える?

コーチングではよく「何の制限もないとしたら何をしたいですか?」という質問が使われたりします。やりたいことに踏み出せないときなどは、この質問を投げかけることで、その人の本当の望みにフォーカスすることができます。

わたしもこれまで、クライアントさんにも自分にも、この質問を幾度となく使ってきました。ただ、最近はこの質問に少しだけ違和感を覚えるようになりました。

一般的に「制限」とは、次のようなものが挙げられます。

  • 失敗したらどうしようという不安
  • 経済的なリミテーション
  • 人と比べて自分に自信が持てない
  • 過去の経験からくる自己否定の気持ち

確かに、これらがないと想像するだけで気持ちが軽くなり、やりたいことにだけフォーカスすることができそうです。ただし、“ある真逆の質問”をすることで、さらに、望むライフスタイルがクリアになることに気がつきました。

|選択肢が多ければ自由になれるとは限らない

その真逆の質問とはこちらです。

制限だらけの中、あなたがそれでもやりたいことは何ですか?

できれば少し時間をとって、あなたがいま悩んでいることに当てはめながら考えてみてください。この質問への答えこそがあなたがやりたいことの「本質(エッセンス)」を示してくれているはずです。

|“制限”は人生をシンプルに、豊かにしてくれる

制限がない状態では選択肢が増えすぎてしまうため、逆に、選ぶことがストレスになってしまうというパラドックスが発生します。

たとえば、「①おもちゃをいつでも際限なく買ってもらえる子ども」と、「②誕生日とクリスマスに1つだけ買ってもらえる子ども」とでは、②の子どものほうが心をシンプルに保つことができるのではないでしょうか。おもちゃを買ってもらえるという貴重な機会を最大限に大切にするのもまた、②の子どもだと思います。

制限がなく、自由や豊かさを多く持っているのは①の子どもに見えますが、案外、“何でも手に入るというストレス”は大きいものです。それに対して、制限があることで、選ぶ人の心が自由に、葛藤なく、シンプルになることもあるのです。いまある制限をなくそうと無駄な努力をする代わりに、「その制限があることであなたの人生の選択がいかに軽やかになっているのか?」に目を向けてみると新しい価値観が浮かび上がってくるかもしれません。


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