ナチュラルな才能を発揮するには?〜下手すぎる歌姫が教えてくれる自分軸の見つけ方

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自分に才能があるかないか、そんなことを考えている時間は人生の無駄なのかもしれません。上手か下手かより、やるかやらないかが大切。そんなことを教えてくれる映画をご紹介します。自分軸の見つけ方、真の女子力とは、本物のパートナーシップとは何かについても考えさせられる名作です。(少しネタバレを含みますのでご注意ください)

|つまり、類い稀なる音痴な人ってことです

下手すぎる歌姫がカーネギーホールでコンサートを開いた実話を描いた映画『マダム・フローレンス!夢見るふたり』をご存知ですか。古き良きニューヨークを舞台に、ヒュー・グラントとメリル・ストリープがタッグを組んだ素晴らしい作品です。

フローレンス・F・ジェンキンスは、アメリカに実在した(自称?)オペラ歌手です。Wikipediaによると、「極めて限られた声域しか持たず、一音たりとも持続的に発声できない」歌手だったようです。つまり、ものすごく、限りなく、歌が下手な人物でした。

ふんだんな資金力を持っていた彼女は、「音楽が好き!」という気持ちをただただ表現したいがために、素晴らしいコーチやピアニストを雇い、(ほとんど意味のない)個人レッスン
を重ね、ついには有料でお客さんを呼ぶコンサートを自主的に開いていきます。

|自称歌姫の「イタさ」のレベルはいかに!?

フローレンスには、献身的に彼女を支える夫がいました。夫の細やかな配慮により、コンサートには音楽に疎い知り合いばかりをお客として集めたりといった涙ぐましい努力がなされます。

しかし、やはりオーディエンスたちは彼女のとんでもない歌を目の当たりにして「!!!???」となってしまいます。中には思わず笑い出す人もいました。(メリル・ストリープのあまりにも下手な歌の演技にしびれます)

しかし、肝心のフローレンス本人は、自分の歌は素晴らしいと心の底から信じ切っているのです。その証拠に、コンサートに来てくれたお客さん全員に、自主的に録音した歌を届けようとするくらいです。このとんでもない「自称歌姫」の彼女は、ある意味裸の王様的な、かなり「イタい」人かもしれません。映画を観ているだけでも、あまりにイタすぎて心がズキズキします。

|悪評も、愛ですら、彼女を止めることはできない!

ついに、彼女が、あのカーネギー・ホールでコンサートをしたいと言い出したとき、夫も、専属ピアニストもとても焦りました。夫は、彼女をマスコミの悪評から守りたい一心でやめるように説得します。将来のあるピアニストは、大舞台で恥をかきたくないという葛藤と闘います。しかし結局、カーネギー・ホールでのコンサートの幕は開いてしまうことに…。

聴衆はもちろん、「これだけの大舞台でコンサートを開く人なのだから、相当うまい歌手なんだろう」という期待を胸に集まっています。そして、ひとたび彼女が歌い始めると・・・・!?詳しくはネタバレになるので映画を観てください。

|フローレンス=自分軸&女子力で才能を発揮する見本

この映画でおもしろかったのは、専属ピアニストである男性の心の動きでした。葛藤を超えて、彼はいつしかフローレンスの夢をかなえてあげたいという覚悟を決めていくのです。夫も根負けし、結局、いつものように彼女を誉め称え、励まし、応援します。

そう、彼女はいつも、身近な人に愛され、守られていました。自分軸と女子力において、とてもキャパシティーがあったと思われます。おごりではなく、本当にナチュラルなこととして「わたしって愛されて当然。好きなことをして当然」と堂々と信じている見本のような人です。

|「下手だからやめておこう」はもはや通用しない

彼女の歌に関して、下手なくせに好き勝手やっていることに関して、メディアを中心とした悪評は多かったはずです。しかし、それを「エンターテイメントとしておもしろい♪」と言う人々もたくさんいたことも事実です。彼女はこんな言葉を残しています。

わたしの歌を下手だと言う人はいても、ステージ上でわたしが“歌わなかった”と言う人はいない

生きるのが下手でも、“生きていない”人はいません。赤ちゃんは言葉を上手く話せませんが、
ちゃんとコミュニケーションを取っています。歩けなくても歩こうとします。サッカー好きの小5の甥っ子は毎日、部屋の中でもずっとボールを蹴っています。

心からやりたいことがあるときは、「上手くできるか・できないかではなく、やるか・やらないか」で決めていきたいものです。失敗したり、下手だったりして恥ずかしかったら、ちゃんとイタい人として傷つけばいいのです。「下手だからやめておこう」は、やらないための最も都合のいい言い訳に過ぎません。なにせ、フローレンスの「下手さ加減×カーネギーホール」に比べたら、あなたはきっと何でもできるはずです!

今週は自分らしく、何かしら《下手ウマな魅力》全開で、周りから愛されてみてはいかがでしょう。

映画の予告編はこちらです。

※写真はCINEMA PLUSからお借りしました


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