アートとどう向き合う?兄のシンプルな教え
NY在住ライフコーチの関口梓です。この作品はチェルシーのホイットニー美術館で出会いました。メアリー・コースという西海岸の女性アーティストによるもの。アメリカンモダンアートがほどよい規模で展示されるホイットニー美術館は、ニューヨークで一番好きな場所でもあります。
1〜2時間もあれば、常設展も含めてすべての展示をチェックできるので、エフォートレス。最上階のカフェがまたまたいい感じなのです。夫婦してこの美術館を気に入りすぎて、年パスを買っています。ディズニーか!年パスを持っていれば、並ばずにすぐ入場でき、ちょっとカフェだけ行きたいよねというときにも使えるので便利なのです。(年パスという存在はエフォートレスですね)
特別展ごとに様変わりする最上階のカフェ。このときは、奥のモビールの展示に合わせた空間づくりがなされていました。オサレすぎていつも鼻血が出そう(博多弁で言えばしゃれとんしゃー!)。
こんなテラスもあったりね。もう、いい感じなものしか目に入ってこない場所。
冒頭のメアリー・コースの作品は、本を執筆していて行き詰まりを感じていたころに観たのですが、「シンプルって難しいよね。でもそれでいいんだよ」と伝えてくれている気がしました。すごく助けられたな。
アートの解釈は自由です。10歳年上の兄がニューヨークの美大に通っていた(あの村上隆さんの初代アシスタントなのです)のですが、小学5年生のとき、兄を訪ねて家族でニューヨークを訪れたのが、わたしの初めての海外体験でした。ニューヨークにご縁があるね。そのときいろんな美術館を回って、子どもながらに感動したり退屈したりしていたのだけど、兄が「アートの鑑賞法・美術館での過ごし方」について、こんなことを教えてくれました。
「美術のことなんて知らなくていいから、部屋に入ったら、まず自分が好きだと思う作品はどれかな?って探せばいいんだよ」
この言葉は、ずっと心に残っています。あれから大人になり、ロンドン、パリ、フィレンツェなど、多くの美術館を訪れたけれど、兄からのエフォートレスな教えにより、わたしのアートの鑑賞法は、素人なりに一貫していると思います。
誰かの人生のクオリティーを高める教えというのは、シンプルで、「その人のチョイス次第な部分」があるもの。ライフコーチングでもそんなことをお伝えしていける自分でありたいです。
お兄ちゃんありがとう♡
今日をエフォートレスに。
がんばらないけど、好きなアート探しはさぼらない。
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