プロセスはゴール、ゴールはプロセス
ライフコーチ関口梓のブログです。Los Angelesより、わたしたちの大切な毎日がエフォートレスに輝くヒントをお届けしています。
去年のサンクスギヴィングに初めて旅したセドナ。圧倒的に美しい大自然の景観、LAから近いことと(東京ー福岡間くらい)、そこに居るだけで自分本来のエネルギーにつながれる感じ・・がすっかり気に入ってしまい、年末年始のホリデーに再び訪れることに。(「ふたたびのセドナ」って、ハライチのネタみたい笑)
今回のセドナで感じたのは、この宇宙では「One’s Original Path(=それぞれのオリジナルの道)が尊重されている」ということ。
セドナにはいくつものトレッキングスポットがありますが、そこをどう探索するかは人それぞれ。家族やカップルなど、パーティーごとに皆、思い思いの道をそれぞれのペースで歩いていきます。
普段はGoogle Map命の旦那くんが、ボイントンキャニオンで初日の出を拝んだときは、「感覚」を頼りに「なんとなくこっちだと思う、ついてきて」なんて男らしいことを言いだしたり。え?ここ歩いて大丈夫?というような道無き道を進みながら、「ネイティヴアメリカンの道先案内人をやっていたことがある気がする」とまで言っていた。笑
また、今回訪れたドーメサ(ドーマウンテン)では、気づけばかなり本格的な山登り状態に。
わたしは高所恐怖症気味なところがあるので、下を見て怖いと思ったら少し休み(旦那くんにぐちぐち八つ当たりして)、「そういえば本に“怖いまま進もう”とか書いちゃったな、でもいまはマジで怖い!怖いまま進むなんて、物理的に無理やん!!あー無理!!!」と半泣きで、それでもえいやと進んでみたら、案外なんてことなかったり。笑(なので皆さま、やはり、怖くても怖いまま進んでくださいませ!)
無理して登るのをやめて仲間が降りてくるのを待っている年配の方、慣れたアスレジャースタイルでがしがし登っていく妊婦さん、軽装でものすごい崖の先の先まで行って自撮りしている男性、家族で来ているものの「少しここで一人でいたいから先に行って」と告げていた少年・・・それぞれに豊かな、さまざまな旅路(path)に出逢います。
頂上の景色はたしかに素晴らしいのですが、道中にずっと見えている景色も壮観。プロセスはゴールの、ゴールはプロセスの一環として互いになじみ、「道の美」をただただ感じながら歩み進む爽快感。
きっとどんな道をどんな方法で辿った人であろうと、登りと降りとでは、何かを手放し何かを得て、人生観が異なるものになっている。
どの道を通ったかではなく、どう歩んだか。これがその人らしい人生を決定づける。
その人らしさ(歩きやすさやどこで休むかの工夫)を極めたところに、「自分らしく歩んだこの旅は最高だった」という価値が生まれる。ここに、オリジナリティーというものの素晴らしさがある。
人生に成功と呼べるものがあるとすれば、「オリジナルパスを楽しく歩けたかどうか」に尽きると思います。
7〜8年前くらいかな、当時憧れていたカウンセラーさんのセッションを受けたとき、「あなたのような仕事がしたいのです!どうしたらいいですか?」と熱く語るわたしに、その方はこう伝えてくださいました。
「そう思ってくれるのはありがたいですが、花を咲かせる道やタイミングは一人ひとり違うから良いのです」
自分以外の何者かになろうとしているときは、まだ、自分の計り知れない素晴らしさを生き切っていないということ。
わたしもクライアントさんや読者さんがその方らしく咲いていくオリジナルパスを、手出しはせず、ただただ尊重し、信頼し、目撃する者でありたいと思います。
ああ、セドナ。どのスポットでなにをしていても深い気づきが起こる。だから好き。そして、旅から戻ったら、セドナでの気づきをコーチングや執筆に落とし込んでいこう♡とワクワクするのです。
「LAにいる間に、あと何回行けるかな?」なんて思うあたり、セドナリピーターへの道まっしぐらのようです。
ちなみに、セドナを訪れた人が口々に云うのは、「セドナでは何をしても疲れない」これは真実だと思います。アラフォー&運動不足文科系ニンゲンのわたしでも、どれだけでも山登りができて、しかも翌日の筋肉痛がゼロのまま、また次の山に登れるって・・・!ありえない!一緒に行った父や、旦那くんの乾燥からしても、みんな体感年齢が半分くらいになるみたい笑
今日をエフォートレスに。
がんばらないけど、オリジナルパスを自分らしく歩くことはさぼらない。
Be Effortlessly YOU!!
AZUSA
ドーマウンテンの頂上。完全なる静寂の空間でした。達成感とは、しーんとしたもの。無心すぎて、フードがぶりんとなってる笑
怖いまま進んでいるとき。。。
道中の風景。プロセスの美。
『ニューヨークのライフコーチが教える ありのまま輝く エフォートレスな生き方』(大和書房)

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